東日本唯一のプロフェッショナルな表具師による
表装研究団体です。
様式にとらわれない「造形表装」の考えを、創始・実践し、現在も継承している団体としても知られています。
昭和11年結成以来、80年以上の歴史を持ち、東京で定期的に会合を持っています。
主な活動としては、年1回、銀座鳩居堂にて表装の展覧会を開催しています。
その道のエキスパート11名により構成されており、
現代生活に即した掛軸表装を提案し続けています。
<白を以って会とする>
「以白」とは、“白を以ってする。”あるいは“白より始める。”の意味です。
この場合の「白」は単なるwhiteではなく、老荘思想:道(TAO)の「白」のこと。空白の「白」、何も無い状態を表します。
以白会は、物事に対して“白を以ってする”、“白より始める”ことを理想としています。何ものにもとらわれず、白紙の状態から始めようとする考え方を基本としています。
「以白」の出典は詳らかではありませんが、本会の基本姿勢を表していると考えられます。
先人たちは、美しい響きを持った佳い名称を残してくれました。